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地盤の種類と地盤調査の重要性

超高層ビルや大規模施設では、荷重が住宅の数倍〜数十倍に達します。支持層の深度・厚さを読み違えると不同沈下だけでなく、制振デバイスの性能低下・設備配管の破断など甚大な障害が発生します。

ここでは地盤の種類を軸に、大型建築物で必ず押さえるべき調査・設計・改良・基礎選択の勘所をまとめました。

地盤とは

建築基準法施行令93条では、基礎杭の許容支持力を求めるための地盤調査が義務付けられています。

ここでいう地盤は、N値50以上の支持層(岩盤/硬質洪積層など)を含む土・岩石層全般を指します。

主要な地盤の種類と特性

地盤種類 形成・構成 大型建築での留意点 代表的基礎工法
岩盤 花崗岩・玄武岩・堆積岩が深部で固結 支持力度が高く杭長短縮が可能。ただし亀裂帯の剪断抵抗低下に注意。 直接基礎、場所打ち杭(削孔中の岩質把握が鍵)
洪積層 更新世以前のローム/粘性土が長期締固め N=30〜60程度。地すべり履歴の有無を地史調査で確認。 拡底杭、埋込み鋼管杭
沖積層 完新世の砂質・粘土質堆積 液状化・圧密沈下に加え、長周期地震動により揺れが増幅しやすい。 深層混合改良+地中連続壁、場所打ち杭(根固め)
人工地盤 埋立・盛土・造成 盛土材のバラツキと締固め不足が課題。施工履歴の確認必須。 深層混合改良、表層改良、PHC杭

地盤条件別に想定される災害・性能低下

大型建築物における地盤調査の流れ

  1. 机上調査:旧版地形図・ボーリングデータベース・地歴を整理。
  2. 原位置試験
    • 標準貫入試験(SPT):主要杭位置で深度GL-40mまで4mピッチ。
    • 表面波探査:杭非支持領域の浅層弾性波速度分布を把握し、解析モデルに反映。
    • PS検層/弾性波検層:岩盤層の動的設計に必要なVs・Vpを取得。
  3. 室内土質試験:未攪乱試料で一軸圧縮・三軸圧縮・OD試験。
  4. 追加調査(大深度地下案件):MLITマニュアル準拠の孔内水平載荷試験など。

基礎工法の選定指針

支持層深度がGL-20mを超える場合、場所打ち鋼管コンクリート杭や地中連続壁(連壁基礎)がコスト競争力を持ちます。

広幅員マット基礎+深層混合改良は、物流倉庫のような中高層・大スパン用途で有効です。

まとめ

大型建築物では「地盤の種類」だけでなく、支持層の連続性・剛性・などを精査し、基礎形式・地盤改良を統合設計する必要があります。

早期段階から設計者や施工会社が連携し、調査計画から品質管理まで一気通貫で進めることが、工期短縮とコスト改善の鍵となります。

住宅建築・大型建物・インフラ別に選ぶ! 長崎の地盤調査・改良会社
おすすめ3選

軟弱地盤や災害リスクを抱える土地でも、地盤調査と改良を行うことで、安全で安心な住環境やインフラ整備を実現します。 ここでは、長崎県で地盤調査や改良を行う企業を、「住宅建築」「大型建物の建設」「インフラの地盤改良・補強」に分けておすすめの会社をご紹介します。

住宅建築向け
施工管理の負担を軽減したい
工務店・ハウスメーカー
サキタ技研
サキタ技研

画像引用元:サキタ技研株式会社公式サイト(https://sakita-giken.jp/)

特徴

                     
  • 残土が発生しない「エコジオ工法」を採用することで、残土処分の手間削減・コスト削減に繋がる
  • 粉塵や騒音・振動が少なく、近隣住民に迷惑をかけず施工が可能

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大型建物の建築向け
強固な地盤が求められる
大型マンション建築のビルダー
ワイテック
ワイテック

画像引用元:ワイテック公式HP(https://www.y-tech.biz/)

特徴

  • 深い支持層まで銅管杭を打ち込む「鋼管杭工法」を採用
  • 深層の硬い層まで杭を打ち込むため、高層ビルや商業施設などの重たい建物に適している

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インフラの地盤改良・補強向け
地盤弱体化で改良・補強が
必要になった自治体
アース
アース

画像引用元:アース公式HP(http://erh21.co.jp/)

特徴

  • 粘土、砂質土、礫質土など、様々な種類の地盤に施工が可能な「薬液注入工法」を採用
  • 浸水性を減少させることができる工法なので、雨水や地下水による地盤の弱体化を防ぐことが可能

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