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【自然素材】エコジオ工法

エコジオ工法とは?

住宅や建物を安全に支えるためには、しっかりとした地盤が必要です。しかし、柔らかい地盤ではそのままでは建物を支えきれず、沈下の原因になることもあります。そこで行われるのが「地盤改良」です。中でも、近年注目を集めているのが「エコジオ工法」です。

エコジオ工法は、自然素材である「砕石」を使って地盤を補強する、環境に配慮した新しい地盤改良工法です。セメントや薬剤を使わず、地中に砕石を高圧で圧縮し、柱状に成形することで建物を支えます。

この工法は、化学物質を用いないため環境への負担が少なく、施工後の土地の価値を損ねにくいのが大きな特長です。さらに、改良した地盤は解体・撤去の手間がほとんどなく、土地の再利用や売却もスムーズです。

エコジオ工法の仕組

エコジオ工法イメージ

従来の砕石パイル工法が抱えていた課題を解決する特許(※1)を取得した、地盤改良工法です。

この工法では「EGケーシング」と呼ばれる専用の鋼管を用いて地盤を掘削し、ケーシングの側面から砕石を連続的に投入していくのが特徴です。砕石はケーシング内を通って先端から押し出され、そのまま締固められるため、掘削中に孔の壁が崩れる心配がなく、また、軟弱な土が砕石に混ざってしまうこともありません

地盤改良には、重さ10トンの専用機械を使い、層厚10cmごとに丁寧に砕石を締固めていくことで、強固で安定した地盤を形成します。さらに、仕上げ工程では専用の「プレス円盤」で荷重を加えることで、砕石柱の周囲や地表の土がゆるむのを防止。安定性と耐久性の両立を実現しています。

この技術は、日本建築技術総合試験所の建築技術性能証明(※2)も取得済みで、信頼性の高い地盤改良手法として注目されています。

エコジオ工法が選ばれる理由

エコジオ工法が支持されている主な理由には、以下のようなポイントがあります:

環境への配慮

セメントや薬剤を使わないため、六価クロムなどの有害物質が発生しません。これは土壌や地下水の汚染リスクを大きく減らし、地域全体の環境保全にも貢献します。将来世代に安心して土地を引き継げる点が、多くの施主に選ばれる理由の一つです。

残土処理が不要

施工時に掘削した土をそのまま埋め戻す方式のため、残土が発生しにくく、運搬や処分に関するコストや環境負荷を削減できます。これにより、現場の作業効率も向上し、工期の短縮にもつながります。

撤去不要

地中に施工された砕石パイルは自然素材で構成されており、建て替えや土地売却時にも特別な撤去作業が必要ありません。そのため、土地の再利用性が高く、不動産としての流動性も維持されます。

騒音・振動が少ない

施工時に大きな重機音や振動が発生しにくいため、住宅密集地や学校、病院の近隣などでも安心して採用できます。周辺環境に配慮しながら工事が進められるため、近隣トラブルのリスクも低減します。

対応可能な地盤が広い

軟弱地盤や盛土地盤、埋立地など、さまざまな地盤条件に適応できる柔軟性があり、全国各地での採用事例が増えています。地盤改良が必要なほとんどの場面で対応可能であるため、工務店側の標準工法としても導入しやすい点が魅力です。

工務店側のメリット

工務店にとって、エコジオ工法を採用することで以下のようなメリットがあります。

施工のしやすさ

エコジオ工法は専用機械を使用し、砕石を圧入するだけのシンプルな工法のため、作業工程が明確で扱いやすいのが特長です。施工スタッフの育成にも時間がかからず、標準化された作業で現場全体の効率が向上します。

工程管理が容易

施工に必要な日数が少なく、天候による影響も比較的少ないため、工期の見通しが立てやすくなります。建築全体のスケジュール調整や引き渡し時期の計画がスムーズになり、顧客満足度の向上にもつながります。

顧客への提案力向上

エコジオ工法は環境配慮や将来の資産活用まで視野に入れた新しい地盤改良の選択肢として、顧客に付加価値の高い提案が可能です。特に、SDGsや脱炭素への関心が高まる今、選ばれる理由となる要素を提供できます。

トラブルリスクの軽減

セメントや鋼材などを使用しないことで、施工時の粉塵や騒音、地盤汚染のリスクが軽減されます。これにより近隣住民とのトラブルや行政指導のリスクが低く、安心して現場運営を行うことが可能です。

施工主側のメリット

家を建てる施主や不動産所有者にとっても、エコジオ工法には多くの利点があります。

土地の資産価値維持

土壌汚染の心配がないため、将来の売却や賃貸時にも有利です。セメント系工法と異なり、地中に化学物質が残らないため、土地を第三者に引き渡す際の心理的・法的な障壁も少なく、資産としての評価を下げにくいという特長があります。

再利用性の高さと柔軟な対応力

エコジオ工法で使用される砕石パイルは、自然素材のみで構成されており、地中にそのまま残しても問題がないため、将来の建て替えや用途変更にも対応しやすいという特長があります。

環境にやさしい選択

自然素材のみを使用し、持続可能性の高い選択肢です。廃棄物が出ないだけでなく、製造や輸送によるCO2排出も少ないため、住宅のライフサイクル全体を通じた環境負荷の削減に貢献します。エコロジー志向の高いユーザーにとっては大きな魅力です。

トータルコストが明確

エコジオ工法は、施工時に使用する素材が砕石のみと非常にシンプルで、特殊な薬剤や資材を必要としないため、資材費が抑えられます。また、廃棄物が発生しないことで処分費や運搬費もかからず、見積もり金額と最終的な支出額の差が生じにくいのが特長です。

地震にも強い

砕石が衝撃を吸収・分散しやすいため、耐震性にも優れています。パイル構造が地盤の揺れを和らげる働きを持っており、建物の傾きや基礎の損傷を防ぐ効果が期待されます。過去の地震被害に対する実証データもあり、安心材料として評価されています。

エコジオ工法を更に詳しく解説

エコジオ工法が地震に強い理由

日本のような地震が多い国では、建物の構造だけでなく地盤の安定性も重要です。エコジオ工法は、液状化や沈下を防ぐ、地震に強い地盤改良法として注目されています。このページでは、エコジオ工法がなぜ地震に強い地盤改良法として注目されているのか解説していきます。

エコジオ工法の費用

近年、地盤改良工事の選択肢として「エコジオ工法」という言葉を耳にする機会が増えてきました。エコジオ工法は、環境への配慮と高い安全性を両立した新しい地盤改良の方法です。セメントなどを使用しないため、自然環境を汚染する心配が少なく、施工後も安心して暮らすことができます。このページでは「実際の費用はどのくらいかかるのか?」「なぜ費用を抑えられるのか?」といった疑問に丁寧に解説していきます。

エコジオ工法とハイスピード工法の違い

住宅や小規模建築の現場では、環境に配慮した地盤改良工法への関心が高まっており、砕石を用いた方法が注目を集めています。中でも「エコジオ工法」と「ハイスピード工法(HySPEED工法)」は、セメントを使わずに地盤の強度を確保できる点で共通していますが、施工方法や対応可能な地盤条件には違いがあります。このページでは、工務店や建築会社のご担当者様に向けて、両工法の特長と違いをわかりやすく整理しています。選定に迷った際の参考資料としてぜひご活用ください。

エコジオ工法の品質

エコジオ工法は、セメントや鋼材を使わず自然砕石だけを地中で10cmごとに締め固める、環境に配慮した地盤改良工法です。

独自のEGケーシングで掘削孔の崩壊と土砂の混入を防ぎ、高品質な砕石杭を形成します。さらに、施工中は施工管理装置にリアルタイム表示され、取得した10cmごとのデータを暗号化してクラウドで全数管理することで、高い品質と信頼性を確保します。地中に人工物を残さないため、土地の資産価値を守りやすいことも特徴です。

エコジオ工法による土地価格の影響

エコジオ工法は、地盤改良に砕石のみを使用するため、土地の価値を下げにくいとされています。セメントや鋼管を使う従来の工法と異なり、将来的な地中埋設物の撤去費用や土壌汚染のリスクがないためです。これにより、不動産鑑定評価額が下がりにくく、土地の資産価値を維持できます。

排土型/非排土型の使い分け

性能証明では排土型(削孔径の大きいタイプ)と非排土型(無排土)の双方が規定されています。地質・地下水位・近接構造物などの条件に応じて採用方式を決定し、孔壁安定と砕石の連続性を確保します。

液状化抑制に関する位置づけ

砕石パイルは透水性により過剰間隙水圧の消散経路として機能しうることから、液状化抑制の観点で採用される例があります。個別計画では対象層・地下水位・せん断変形特性に応じた検討が必要です。

品質記録と提出書類の例

よくある技術的な質問(FAQ)

Q.施工深度や径はどの範囲で扱えますか?

A.性能証明の適用範囲内で設計されます。設計径や補強体長さは現場条件・構造条件により決定するため、最新の証明書・マニュアルを確認しましょう。

Q.設計で参照すべき規格・資料は?

A.地盤調査はJIS A 1221:2020(SWS試験)、工法の設計・品質はGBRC性能証明 第09-31号 改5(更1)および最新の「設計施工マニュアル」を参照します。

Q.掘削時の孔壁安定や砕石の連続性はどう担保しますか?

A.側面投入口付きケーシングによる連続投入と段階締固めで、孔壁の崩壊抑制と砕石柱の連続性を確保します(特許技術)。

住宅建築・大型建物・インフラ別に選ぶ! 長崎の地盤調査・改良会社
おすすめ3選

軟弱地盤や災害リスクを抱える土地でも、地盤調査と改良を行うことで、安全で安心な住環境やインフラ整備を実現します。 ここでは、長崎県で地盤調査や改良を行う企業を、「住宅建築」「大型建物の建設」「インフラの地盤改良・補強」に分けておすすめの会社をご紹介します。

住宅建築向け
施工管理の負担を軽減したい
工務店・ハウスメーカー
サキタ技研
サキタ技研

画像引用元:サキタ技研株式会社公式サイト(https://sakita-giken.jp/)

特徴

                     
  • 残土が発生しない「エコジオ工法」を採用することで、残土処分の手間削減・コスト削減に繋がる
  • 粉塵や騒音・振動が少なく、近隣住民に迷惑をかけず施工が可能

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大型建物の建築向け
強固な地盤が求められる
大型マンション建築のビルダー
ワイテック
ワイテック

画像引用元:ワイテック公式HP(https://www.y-tech.biz/)

特徴

  • 深い支持層まで銅管杭を打ち込む「鋼管杭工法」を採用
  • 深層の硬い層まで杭を打ち込むため、高層ビルや商業施設などの重たい建物に適している

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インフラの地盤改良・補強向け
地盤弱体化で改良・補強が
必要になった自治体
アース
アース

画像引用元:アース公式HP(http://erh21.co.jp/)

特徴

  • 粘土、砂質土、礫質土など、様々な種類の地盤に施工が可能な「薬液注入工法」を採用
  • 浸水性を減少させることができる工法なので、雨水や地下水による地盤の弱体化を防ぐことが可能

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